カミキリ虫 ♪ ~動揺して、童謡~ 詞曲:ピーマン
1.きみは髪で風を切る みんな自由なんだと伝えて
きみが髪を横に振るとき 誰もちがう人だと教えて
カミキリ虫よ 飛んで来い 白い襟あし 止まれ
ならば僕は 角つかまえて きみの髪にこの手を
カミキリ虫よ 飛んで行け 遠いいずこ 青い空 ♪
2.きみはひとり髪を切る 僕はジャンケンもうしない
きみが紙ヒコーキ折るから 僕も紙ヒコーキ飛ばした
カミキリ虫は もう来ない 風にのって 消えた
だから僕は 行方知らずも 祈るからこの手で
カミキリ虫よ 飛んで行け 遠いいずこ 青い空 ♪ ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
しばらくして、TV番組のCMで、まるでこれを下敷きにしたかのごときが流れて、ビックリしました。まあ、ボクもチェスもチェッカーもしたし、コウギする程の業界のカオでもないし、『許容範囲』は{お笑い}の融通キーワードだと互認してますので、ハイ。 何時の頃からでしょうか。普段往き来する道端とか、公園の芝生とかで、知らずに虫を踏みつけて死に至らしめてしまったとか、あるでしょう。 毎年の、そういう事故過失の総決算の日。大ゲサ、と形容して逃げる異教徒の心持ち。問われると、動揺して。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
6月下旬、真夜中の雨が降る前、室内にモスグリーン色のカミキリ虫が飛来した。その色はお気に入りなので、しかし両肩を掴んで古新聞から離すと、全身奮わせて威嚇した。怖くて、窓から投げ下ろした。放すと、また室内に入るようで。 子どもの頃、夏休みかのある日、自宅二階窓際で捕まえたカミキリ虫は白黒のまだら模様だった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
外出して、すぐ。初夏だからか。幼虫だろう、カミキリ虫を見つけた。どのくらい生きるか。知らない。害虫になるからか。だが、全うしてほしい。
撮って、帰路。すでに、道路で圧死してた。「遺影」の撮影者として、「無罪」を自己弁護します。